風邪で葛根湯を飲んのに効かない。この前は効いたのに・・・というお話をよく聞きます。
なぜ違いがでるのでしょうか。それは風邪にも種類があるからです。大別すると熱邪・寒邪・湿邪になります。
熱邪・・・喉からくる風邪です。(赤い風邪)
喉が痛いくイガイガする。体が熱く熱っぽい。粘りのある黄色い鼻水や痰がでる。などの症状があります。この様なとき漢方では熱を冷まし炎症を抑える辛涼解表剤を使用します。
寒邪・・・寒気がする風邪です。(青い風邪)
ぞくぞく悪寒がする。布団に入っても寒い。身体が強張り節々が痛い。透明な痰や鼻水がでる。などの症状があります。この様なとき漢方では身体を中から温める辛温解表剤を使用します。葛根湯はこれに分類されます。ただ寒気がしているのに汗をかいているときは、葛根湯の使用はより気を消耗してしまうので注意が必要です。
湿邪・・・下痢や水様便などのお腹からくる風邪です、(黄色い風邪)
下痢が止まらない。腹痛がある。吐き気がある。便をしたのにすぐまた便をしたくなる。などの症状があります。この様なとき漢方では水の流れを整える芳香化湿剤を使用します。
この様に一口に風邪といっても症状は様々です。熱邪が原因なのに葛根湯を服用しても効果がないのは仕様がありません。症状にあった漢方を服用することが大切です。
葛根湯は、レンジで出来る簡単な煎じ薬も取り揃えています。
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